2010-08-03 第175回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
そういった非常に北朝鮮がぐらついているこのタイミングの中で、今回、この金元死刑囚の来日が実現したわけであります。非常に国民の期待を集めた、注目を集めたことは間違いないことであります。家族会の皆様方がこのことを希望されたことも承知しています。お年を召されて時間がない、わらにもすがる気持ちでそういうお気持ちになったんだろうと私は思いますよ。その気持ちは理解をいたします。
そういった非常に北朝鮮がぐらついているこのタイミングの中で、今回、この金元死刑囚の来日が実現したわけであります。非常に国民の期待を集めた、注目を集めたことは間違いないことであります。家族会の皆様方がこのことを希望されたことも承知しています。お年を召されて時間がない、わらにもすがる気持ちでそういうお気持ちになったんだろうと私は思いますよ。その気持ちは理解をいたします。
そういう中で、担当の大臣が、こうして情報を得るために金元死刑囚を日本に呼びたいということで言っている、法務省にもその際にはよろしくというお話をしている。 ということは、常識として、もし訪日をするということになった場合には、法務省はこれは特例を認めるということでよろしいのですね。
そして、金元死刑囚のお話を聞くことも、それは大切な一つかとも思います。ただ、日本に呼ぶということで多大な警備、費用、そして多くの日韓関係の問題について憂慮する方がいらっしゃるとすれば、私は、韓国の国内でこの金元死刑囚と例えば横田さん御夫妻が会われる、それを中井大臣が仲介される、そのような実現可能性が高い方も模索するべきだと思っております。
○小野寺委員 ということは、内閣として金元死刑囚の訪日については同じ見解を持っていると私ども理解をいたしました。 そこで、ちょっとお伺いしたいんですが、実は、大臣の御配慮で、ファン・ジャンヨプさんとの話について、私どもも参加させていただくことができました。その際、気がついたのは、大変な警備でありました。
さて、そうした中で、先般、大韓航空機爆破事件の金元死刑囚と、飯塚さんそして田口さんの息子さんが会ったわけであります。このときに、報道等によると、北朝鮮の説明は、田口さんは一九八四年に原さんと結婚した、八六年に死んだと、二人違う案件で亡くなったわけでありますが、それに対して違う情報が寄せられたような報道でありましたが、御説明いただきたいと思います。
というようなことを考えたときに、逆に言うならば、逆説的に言うならば、これに関してたくさんの情報を金元死刑囚は持っている可能性がある、そう私は思うんですよ。つまり、抑制的に言わなければいけないぐらい他の情報も持っているわけであります。
○松原委員 結論的には、再び北朝鮮の、本当のことをほとんど言わないからうそであろうと思われていたことが、どうもうその確率が高いということが今回の金元死刑囚の発言から明らかになったわけであります。そうなると、翻って、核の問題だって、やめましたといってやめるはずがないという議論がさらに出てくるわけでありますが。
しかし、これまでに、大韓航空機爆破事件の実行犯金賢姫元死刑囚の証言では、一九八一年七月からおよそ二十か月間、金元死刑囚に日本語を教えたとされる李恩恵、すなわち田口八重子さんと同居をしていたとしております。さらに、地村富貴恵さんの証言では、田口さんが金元受刑者の偽名である玉花に日本語を教えていたと証言をされています。